ユニボイスブラインドアプリは、視覚障害のあるかた向けに開発した、音声コード「Uni-Voice」を読み取るアプリです。印刷物の音声コードUni-Voiceにカメラをかざして撮影し、印刷物に関する情報を日本語や多言語翻訳で取得できます。また、Webサイト上に表示された音声コードをクリックして、このアプリで読み上げ・保存することもできます。
「耳で聴くハザードマップ」は、スマートフォンに音声読み上げアプリ「Uni-Voice Blind(ユニボイス ブラインド)」をインストールすることで利用できるサービスです。このアプリを活用することで、利用者は現在地や周辺地域のハザード情報を音声で把握できるだけでなく、最寄りの避難場所までのルート案内や誘導を音声で受けることが可能となります。視覚に頼らず情報取得と行動判断ができる点が大きな特長であり、災害時における迅速な避難行動を支える重要なツールといえます。
本システムは、視覚障害者にとって不可欠なスクリーンリーダーに完全準拠しているほか、点字ディスプレイにも対応しており、多様な利用者ニーズに応える設計となっています。また、現在地およびその周辺の気象情報や警報、避難指示といった緊急情報に加え、洪水・津波・高潮・土砂災害などの各種リスク情報を音声で提供する機能を備えています。さらに、現在地から近距離にある指定緊急避難場所の表示や、そこまでのルート案内・誘導機能も搭載されており、実際の避難行動に直結する支援が可能です。
広島市では、令和7年6月から運用が開始されました。広島市域以外の地域についても、広島県が令和8年度中の運用開始を予定しています。
近年、災害の激甚化・頻発化が指摘される中で、事前の備えと迅速な避難行動の重要性はますます高まっています。特に視覚障害者や盲ろう者にとって、視覚情報に依存しない情報取得手段の確保は喫緊の課題です。「耳で聴くハザードマップ」のような取り組みにより、事前にハザードマップや災害リスク情報を容易に取得できる環境が整うことで、避難行動の円滑化をはじめ、災害時における障害者の安全・安心の確保に大きな役割を果たすことが期待されます